ペンギンフィッシュは解散しました。
ア・カペラ・グループ「ペンギンフィッシュ」は、2008年8月16日、東向島プチ・ローズでのライヴをもちまして、
現メンバーで4年強、最初からは7年間にわたる活動に終止符を打ちました。
「事件」の勃発からわずか6日間で解散が決まり、その決定は覆されることがありませんでした。

トップページに掲載していた、ご挨拶と経緯報告を、次に掲載いたします。
長い間にわたりご声援をいただいた皆様、本当にどうもありがとうございました。
ペンギンフィッシュ 解散にあたってのごあいさつ
突然のことではございますが、私ども「ペンギンフィッシュ」は、8月16日の
東向島プチ・ローズでのライヴを以て、7年にわたる活動に終止符を打ち、解散することとなりました。

きっかけや経緯の一部については、リーダー佐々木典子のblogなどで
すでにお読みのかたもいらっしゃることでしょう。
一部にはご心配をおかけしたこともございますので、簡単ながら説明をさせていただきます。

私どもが解散に至った原因は、一言でいえば、コミュニケーション不全です。
グループ内でのさまざまな確認のとり合いを巡っての不信感が芽生えたのは
1年以上も前でしょうか。それから徐々に芽は育ち続け、最終的には、緩やかな内部分裂といえる状態にまでなりました。
大切なこととそうでないことの区別がつかず、それらを伝える必要もないとすら互いに思いあってしまうような。

この状態を強く嫌悪したリーダーの、突然のblog等での「不信表明」、
それを受けての急な解散劇という事態まで、わずか一週間足らずでした。
これはメンバーにとっては本当に突然の「爆発」でした。
ほんの数日前までは、いつものように次の本番に向けて普通に音を積み上げていたのですから。

こうしたいきさつの裏には、リーダーが2006年末にオープンしたライヴカフェの開店、
それにからんでのグループの活動バランスやコミュニケーション面での揺れがあったように思います。
それぞれがそれぞれの立場で、自分にとっては大事な(あるいは些細な)、
そして相手にとっては配慮に欠ける行動をとり続けてしまった結末といって良いのでしょう。
個々の時間・立場・事情・思い・行動様式などに囚われ過ぎず、もっとフランクに
コミュニケーションを行なえてさえいれば、あるいは… と思わずにはおれません。

音楽面から見れば、こうしたメンタル面での問題とは裏腹に、過去を通して最良の時期を迎えはじめた
矢先の解散ということでもあります。ようやくいろいろな方向から良い評価をいただくことが
でき始めたところでもあり、大変残念な時期でもあります。

このグループは、個々のメンバーにとって、音楽面でかけがえのない場でもありました。
が、アマチュア・グループである我々として、リーダーをはじめとする各メンバーの、率直な心情を優先することとなりました。


あまりにも急な展開で、メンバー一同まだ驚きや混乱から覚められないままに
終わりを迎えることとなりましたが、一人でも多くのかたと最後にお会いできるよう、
8月16日、プチ・ローズでのライヴの日の昼間~夕方も、公開練習とプライベートライヴということにしました。
この日、もしご都合が合うようでしたら、どうぞ私どもの最後をみとっていただければと思います。



私どもは、みなさまから長い間にわたり、常に過ぎるほどの暖かいまなざしを
いただいてきたと思っております。まだ落ち着かない中ではございますが、
すべての私どもに関わっていただいたみなさまに、あらためて感謝させていただきます。

これまで、本当にどうもありがとうございました。

2008年8月6日(8月8日一部補筆)

ア・カペラ・グループ ペンギンフィッシュ
佐々木典子・佐々木潤哉・齊藤穰・市川誠・川越真穂
(文責・佐々木潤哉)

2005.8.14 東京文化会館にて。