1998年05月15日のこと
普段と違う階で打ち合わせが終わり自分の職場に戻るときに、 廃棄処分になるためいろいろな機材が廊下にだされているのに気がつきました。 そのなかで以下のような機材が置かれているのをみて、最初は通り過ぎたのですが、
目に入ったこのような画像が頭の中に残っていて、自分の記憶の中に似たようなものを見たと気がつき 思わず戻ったのでした。 引っかかったのは、赤枠の部分でした
紛れもなく Leitz Simple Vertical 5x magnifier 16461Qでした。うれしいことに外れてくれました。
一体これは何の測定器だろうと思ったのですが、ドイツ語で書かれていて、さっぱりわかりません。 実際にわたしが見た測定器はZIMMER OHG-101 です。この写真は後継機の写真です。
さらに、横からみると
ZIMMER OHG100-01HS,No.1284 と書いてはありますが、 紛れもなく Leitz Elmarit 90mm F2.8 のレンズヘッド部分がついていました。うれしいことにこちらも外れてくれました。 レンズキャップは後から探して購入したものです。
当然、他にも外れるところは無いか、他の廃棄処分の測定器は無いか探しましたが、残念ながらありませんでした。 しかし90mmのレンズヘッドだけあっても写真は撮れません。レンズのボディだけ買うのはかなり難しいでしょう。 仕方が無いので、このレンズヘッドを有効活用すべくアダプター探しが始まりました
当時からLeitzのディーラー用のカタログを持っていて、その中には白黒のイラストで各種アダプターが載っていましたが 絶対的なサイズがわからず、中古カメラ屋でもアダプターだけ並べているところは少なく、 仕方が無いのでイラストから想像してレンズヘッドに付きそうなものを当たりをつけてeBayや海外のネットショップに注文したのでした。 16471J,16558Z,16558Z,16596G,16466M,16585D,70443,16596G,14020K,16464,14051,14269...
しかし、悔しいことに届いてみるとサイズが予想外にでかかったり、まったくつかなかったりで散々でした。 そんなこんなしているうちに 1998年が終わり1999年の年明けに、Woodmere CameraがeBayに やれてはいましたがBottom Half of 90/2.8を出品しているのに気が付きました! そして手に入ったのが、Elmarit 90mmF2.8のヘリコイド部分です。
これでようやく、形は Elmarit 90mm F2.8として使えるようになりました。 しかし、ここにいたるまでにアダプターその他で散在した金額は、そこそこの程度のものならとっくに買えていたはずです。
というわけで、手元に残ったアダプターを無駄にしないため、研究の日々が始まりました。 ※注意※ こちらに載せてあるOHGの写真は当時のものではなく、後継機の写真を使っています。
Visoflexに続く。
Photoに戻る。
E-Mail:SaitoYutaka@hotmail.com