2001年のクリスマスは(だいたい)無事終了。
大変だったけど面白かったなぁ。
2001年12月25日(火)
★とうとう今日で今年のクリスマスも一段落ですね。東京はなんだかホントに「ホワイト・クリスマス」になりそうな天気です。キリスト教の世界では、来年の6日くらいまでは
YULETIDE と言ってクリスマス・シーズン扱いなのですが、日本では明日からは「年の暮れ」に突入。24日の午前中に渋谷の東急ハンズに寄ったら、入口のスペースはもう「謹賀新年」な世界でありました。 ★さて、青山こどもの城でのコンサートもなんとか終わり、今日はメンバーもほっと一息ついているはず。会社を休みにしていたメンバーもいるくらい、楽しみつつも文字通り「総力戦」というステージでしたが、そのことは担当の皆さんや聞いているこどもたちにも伝わったようで、いくつもの暖かい言葉が今でも胸に残っています。まずその報告から。 ★ストリートの合間をぬって鏡部屋での振り付け練習と、司会の「まりりん」との打ち合わせをしたのが22日。一応作った台本が、即興的な打ち合わせのなかでどんどん形が変わっていき、手作りのワクワク感が出てきはじめて、やっぱりプロとのセッションはすごいね、我々もできることで頑張らないと…と思ったときが、もしかすると本当の意味でのイベントへの入口だったかも知れません。 ★そして24日。こどもの城に集合してすぐにミーティングです。今日のステージは「わいわいスタジオ」という企画の中の一つで、ここにア・カペラが出るのは初めてとのこと。はじめてお会いするプロデューサーの飯田さんの、言葉を選びながらも率直で熱っぽい語り口から、今日これからのステージがどういうものなのか、じっくりと伝わってきます。 ★一気に喝が入った状態から、まず音響リハーサル。PA機材は個人で持っているヤマハのEMX-2000だったので、リバーブの設定などスムーズにお願いすることができました。そして通しリハーサル。音以外の確認を済ませた後、すぐに飯田さんがミーティングを収拾。「率直に言って長いかも知れないが、まずはそのままやってみてください」との仰せに、食事時間でこちらも緊急ミーティング。台本を一部変更し、ほんの少しスリムな流れに。後は段取りのスピードアップで対応しようということに。 ★ちなみに、プログラム本体以外の細かい部分はこんな感じになりました。 1)開演ベル・ア・カペラ・バージョン(7から急遽ここに移動) 2)「ウィンター・ワンダーランド」 3)メンバー紹介~即席ア・カペラ講座?「山の音楽家」替え歌バージョン 4)「キャロットスープの歌」 5)みずえちゃんがトナカイに変身! ~ゆたかさんトナカイを語る 6)「赤鼻のトナカイ」 7)こどもから言葉をもらってその場で歌を作ろう!「クリスマスの12日」 8)「Have Yourself A Merry Little Christmas」 9)「となりのトトロ」クリスマスバージョン 10)こどもの手拍子&歌と一緒に「ジングル・ベル」 11)もう一度メンバー紹介~エンディング 「L-O-V-E~サンタが町にやってくる」 ★1回目の本番。ステージ裏に隠れている我々に、飯田さんが「一杯ですよ!」と声をかけてくれます。こっそり覗けば人でびっしりの客席。しかし緊張している間もないまま、ア・カペラでの「開演ベル」で幕開け。こどもの反応も思った以上に良く、これは何とかいけるかな? などと思いつつ、何人かの見知った顔にも助けられながら、けっこうリラックスしてステージ上で遊ばせてもらいました(俺は)。 ※ステージ写真。ビデオからの取り込みで、汚いですが… ![]() ★ただ、1曲だけ入れたスローナンバー「Have Yourself A Merry Little Christmas」では、さすがにこどもたちも退屈をあらわにし始めたので、とっさの判断で続く曲のスロー部分「きよしこの夜」をカット。「となりのトトロ」にダイレクトに入りました。この判断はテンポ作りには良かったようですが、くらっちの聞かせるソロをカットしてしまったのが残念だったかも。 ★…などなど、いくつかの小さくない事故はありながらも、なんとか終わりまでたどり着いた感じのステージ。感覚としては2曲くらい飛ばしたんじゃないか? と思うくらいに時間の経過は早く、トータル時間もほぼピッタリ目標の30分に収まって、やったね、という感じ。 ![]() ★終わってすぐ、飯田さんによる素早いミーティング。急遽変更した進行は「結果としてうまくいっているように思います」とのことで、ほっと一息。とたんに「潤哉さん、前半はぎこちなかったですが後半の動きはスムーズでしたよ」などというジャブをいただく(笑)。後半は取り決めで動いてないもんで…。さらにすかさず「そーなの。潤哉さんは制限されるとダメなのよねぇ」などというみずえツッコミも。はっはっは。…控室へ。ぎださん、すうじぃ、ねつま各氏が激励に来てくれました。さすがに放心状態でボンヤリするものあり、サンタにアイスをねだりに行く奴あり、さまざまな雰囲気ながら、このまま寝たりするとテンション下がるよなぁと、急遽宣伝アカペラ隊となって、3階の広場前へ。ここでのっちと遭遇。2曲ほど歌ったところで、スタンバイとなりました。 ★最終ステージ。こっちのほうがこどもが疲れていたという声も観客からはあったけれど、ステージ側からすれば、反応はかえって良かったくらいかも。なんかまたまた良く見た顔が増えているような… などと思いつつ、またもけっこう気楽なステージ上(たぶん俺だけ)。ゆたかさんの「ヒゲ裏返し事件」以外には事故もなく(除く音方面(笑))ホントにあっと言う間の30分が終わりました。2ヶ月近くの短くない道のりが終わる瞬間でもありましたが、不思議にすっきりとした後味になったのは、無我夢中すぎて、思い入れが入るスキマも無かったのかも知れません。 ![]() ★終わってすぐ、一人一言ずつ反省会。スタッフの皆さん&わざわざ来てくれた振り付けの高崎先生(というと嫌がっていたけど)からそれぞれ過分なお言葉をいただき、むしろ恐縮しっぱなしの我々でありました。といいつつ、アイスクリームの差し入れを「今(反省会の最中)食べたい~!」と主張する奴がいたりもして、リラックスムード(写真参照)。お互いに「ぜひまた!」と言い合っての解散となりました。 ※後列はメンバー。前列左から振り付けのたかちゃん、PAの鈴木さん、飯田さん、司会のまりりん。 ![]() ★8ヶ月めの巨大な一山。もっと音のほうもブラッシュアップして、危なげない歌を聞かせたいなぁ、などという欲求はもちろんあるけれど、なんとか全員無事に登り切ったという達成感はたっぷりの、貴重な本番でした。「わいわいスタジオ」のスタッフの皆さんには本当に感謝でいっぱいです。我々のようなひよっこに、大役をまかせていただいて、本音のところはさぞ不安だったと思います。どうもありがとうございました! ★ちなみに、打ち上げの席でも大プレゼント?が。今回も2回とも聞いてくれたぎだ&すうじぃコンビが「ペンギンフィッシュ・テーマ曲」をクリスマス・プレゼントに作ってくれるというのでした。その場にいた全員が証人なので、酒の席のアヤマチでないことを切に希望しております(笑)。 ★さてさて、この2日前、22日に主催した他バンドとの合同ストリートも、良い共演グループに恵まれ、とても楽しく終えることができました。 その報告も少し。(これ以降は12月23日記) ★ストリート当日午前中の「お試しバージョン」は、なんとなく動きもなしでモソモソ歌ってしまい、やっぱりこれじゃいかんなぁと思うものでしたが、ここでの反省と、前述打ち合わせ&練習での教訓を経て、夕方に挑んだのですが… ★夕方の部の場所は新宿新南口前のスペース。ナカチョの協力によって、TAXIの充電式黄色アンプ×2にそれぞれリバーブをかける、という実験も兼ねました。手軽な機材にしては十分な音量と音質になって、これは大成功。思わずバンドでもう一台購入する話を即決してしまったほどでした。 ★そのナカチョの新バンド、クレーム・ブリュレはジャズ色濃厚な4声バンド。実にカッコイイ雰囲気をかもしだしているバンドで、ライヴハウスとかで酒呑みながら聞きたいなぁ、などと思わせてくれました。 ★続いて、営団地下鉄のコンサートから駆けつけてくれたS-Chor。相変わらずの実力で、ファンクラブ?も大量動員しての登場。それにしても安定したハーモニーとリードの歌いまわしの色気はうらやましい限り。でも、ハモネプブームに乗ってデビューとかしないでね。 ★そして我々。「となりのトトロ」につづいて「キャロットスープの歌」を歌っている途中に、駅員さんによる退場命令が発動。即中断。撤収の早いこと早いこと。小型機材のいいところであります。それにしても、参加してくれたバンドの途中で撤収がかからなくてホントに良かった。楽しんで聴けました。 ★ここでいったん家に戻って、大型機材を持ってくる予定が、ナカチョの申し出でTAXIアンプを貸してもらえたため(感謝!)急遽このままの機材で夜の部も決行することに。さて、場所をどうするか。いつものGAP前は、大丈夫そうだけれど、やっぱり周りがうるさいのが難。ビクトリアゴルフ前のスペースを駄目もとで交渉してみたけれど、やはり即答で×。では、ちょっと離れるけれど大塚家具のところはどうだろう? と行ってみると、ここはなかなかいい感じ。19時閉店とのことで、そのころ来てみようということに。 ★食事をし、軽く練習をして大塚家具前に行くと、19時半なのにまだ当分終わりそうにない気配。急遽建物横のちょっとした空きスペースに場所を移しました。前にあるロックイン2店がほどなく閉店して、ますます良い感じのスペースに。背中には石の壁を背負えて、歌いやすさも満点。しかもけっこう遠くまで音が聞こえるようで、潤哉の知り合いが聞きつけてやってきたり、という嬉しいハプニングもありました。 ★初めて聴けた+α、予想通りいい雰囲気を出してくるバンドでした。聴き手を気持ちよくさせるツボのつかみ方は、ぜひ見習いたいなぁ。 ★続くR。いつものTAKE6。S-Chorもそうだけど、コピーバンドの良さは、やっぱりこだわりだなぁ。かなり堂に入った音を聴かせてくれました。今回は女声が一人入っていたのもポイント? ★我々は、この回は基本的にこどもの城での演目をそのままやりました。参考のためにビデオを回してもらったのですが、これは後で打ち上げの席でのお笑いネタになりました。店のカラオケ用モニターにビデオをつないで即席鑑賞会。みのりちゃんありがとう。さすがカラオケ家だ。で、ぎださん曰く「向かって左三人は不合格」だそうで。とほほ。 ★打ち上がった後も当然のごとく落合にて3次会。ぎださんによる即席ボックス講座なども開かれて、充実した宴会でありました。だんはさすがに翌日のうみねこや本番に備えて早寝。残念だったねぇ。 ★さて、いろいろ楽しかった2001年のクリスマス通信は、これでおしまいです。来年の今頃、僕らはどんなことをやってるんでしょうね。まずはもっと目の前の、2002年の前半のことを考えていかないと… でも、ここではひとまず「また来年!」 (潤) |
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